クラゲ

種類についてどや顔語り。といいつつWikipedia引用。

ミズクラゲ

ミズクラゲ(水海月)

学名Aurelia coerulea
日本近海でも最も普通に観察できるクラゲである。
成体で傘の直径15 - 30cm、それ以上のものも稀に見られる。傘には、縁辺部に中空の細く短い触手が一列に無数に並ぶ。傘の下側の中央に十字形に口が開き、その4隅が伸びて、葉脈の位置で二つ折りにしたヤナギの葉のような形の4本の口腕となる。
体は四放射相称で、口腕の伸びる方向を正軸、その中間の軸を間軸という。間軸の方向に4つの丸い胃腔があり、馬蹄形の生殖腺に取り囲まれる。このため、4つの眼があるように見える。まれに五放射、六放射になっているものも見られるが、基本的な体の作りは同じである。

アカクラゲ

アカクラゲ(赤水母、赤海月)

学名Chrysaora pacifica
鉢虫綱のヤナギクラゲ属に属するクラゲの一種。台湾北東部から青森県の陸奥湾にかけて分布する。
放射状の褐色の縞模様が16本走った直径9-15cmほどの傘と、各8分画から5-7本ずつ、合計で40-56本の伸びる長さ2m以上の触手を持つ。北方性の近縁種 Chrysaora melanaster も傘に同様の縞模様があるが、こちらは触手が24本しか無いことから区別できる。
触手の刺胞毒は強く、刺されるとかなり強い痛みを感じる。刺傷による痛みは火傷に似ており、ミミズ腫れや水脹れを生じる。

タコクラゲ

タコクラゲ(蛸水母、蛸海月)

学名Mastigias papua
傘はほぼ半球状。傘には円形から楕円形の斑紋が見られる。口腕の長さは傘の半径程度であり、数は8本。
口腕の下部には棍棒状の付属器があり、タコに似た外見からその名がつけられた。体内には褐虫藻(共生藻)が共生しており体色は褐色。褐虫藻が抜けてしまうと体色が白っぽくなる。
傘に触手はないが、傘の下には口腕を持つ。その口腕の先から、細長い棒状の付属器が伸びるのが特徴の一つで、これが形の上でタコの足に当たる。傘径10cm程度になるが、20cmほどの個体もいる。夏から秋に、静かな湾内で見ることが多い。日本近海では南日本各地の温暖な太平洋岸で見られる。

くらげ

サカサクラゲ

学名Cassiopea ornata
和名の通り逆さなのでこの名がついた。海外では、アップサイド・ダウン・ジェリーとも呼ばれる。
幅10 - 12cm。平らな傘を持つ。暖海の浅海域に生息。 刺胞で餌を捕らえたり、褐虫藻を育て、光合成させ、エネルギーを利用し、成長する。
この種は刺し傷を伴うような刺胞をもち、症状は軽度の痛み、発疹、腫れなどある。 あと、刺胞の含んだ液体を海中に放ち、近づくと刺されたり、アレルギーを起こす。

アマクサクラゲ

アマクサクラゲ(天草水母、天草海月)

学名Sanderia malayensis
日本では太平洋側では三崎以南、日本海側では富山湾まで、黒潮に乗って広がる。九州西岸では普通に見られるクラゲであり、特に8月頃に天草周辺で多く見られることからこの和名がつけられた。
傘は扁平な半球型で、直径は6-10cmほど。傘の表面に刺胞を含む多数の小突起があり、数列をなし、放射状に並ぶ。全体に淡紅色を帯び、オキクラゲに似る。傘の縁は32葉の縁弁に分かれ、縁弁の間にはそれぞれ16個の感覚器と16本の触手が交互に配置する。放射管は32本あり、分枝がない。口腕は4本で、その中央に口がある。生殖腺は間軸にあって馬蹄型をしており、花びら型に見える。

オワンクラゲ

オワンクラゲ(御椀水母、御椀海月)

学名Aequorea coerulescens
ヒドロ虫綱に属するクラゲ様の無脊椎動物。日本各地の沿岸で見られる。傘は碗を逆さにしたような形をしており、透明で内側の放射管がはっきりと外側から見える。最大傘径は20cmにおよび、ヒドロ虫綱で最大。刺激を受けると生殖腺を青白く発光させる。
主に春から夏にかけて見られる。水面に浮き、ほとんど動かないが、他のクラゲや小魚などを大きな口を開けて丸呑みする。クラゲの中では比較的生命力が強く、飼育も容易であるが、発光の素であるセレンテラジンを体内で合成することが出来ない。人工繁殖の成体は餌を工夫して餌にセレンテラジンを混ぜて発光させている。

ギヤマンクラゲ‌

ギヤマンクラゲ

学名Tima nigroannulata
ヒドロ虫綱レプトテカタ目ティマ属に属します。ティマ・ニグロアヌラータは、クラゲ、イソギンチャク、サンゴ、ヒドラなどの群体性刺胞動物や、その他近縁生物を含むアイレニダエ科に属します。アイレニダエ科の進化的関係については更なる研究が必要であり、近縁種は不明です。アイレニダエ科には、ヒドロゼーサを含む分岐した群体を形成するなど、いくつかの形態学的特徴を共有するティマ属の他種が存在します。他種との関係をより深く理解するためには、更なる研究が必要です。

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